やってきました、トムヤム・グー(ヘビのトムヤム)の季節!

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チェンマイ(タイ北部)はついに雨季に突入しました!乾季で数ヶ月間雨が降らず、カラッカラッに干上がった大地や植物たちは長らく待ち構えていたかのように水分をグングン吸って日々大きく成長しています。動植物の活動も活発化して、私が住む場所は、朝はニワトリ、夜はカエルの大合唱で、大変にぎやかです。

雨が続き敷地内に水溜りが多くなると、スタッフと一緒に心配になることがあります。それは「ヘビ」の出現です!特にため池が増水し、敷地内が洪水になると、ヘビが出てきます。こちらでは、コブラ系のヘビ、また灰色のヘビは毒があるので十分に注意するように言われています。


f0030190_10213574.jpgある時、デーンさん(農業スタッフ)が台所で何かを火であぶっていました。いつもなら唐辛子やナスビを焼くときに使う鉄板に見覚えのない物体が入っています。よーく見てみると、ヘビでした。私は飛び跳ねて反射的に遠く離れた場所から眺めていました。「ヘビ好きのピトゥ(農業スタッフ)のところに持っていって、唐辛子入れてスープにしてトムヤムグー(ヘビ版トムヤムクン)を作って食べるんだ」と嬉しそうに言っています。「店でこの手のヘビを買えば200バーツ(約600円)はするぞ。専門店で売れば、300バーツ(約900円)で売れる」と説明してくれました。


f0030190_1022163.jpgヘビを火であぶり、そのあと水で皮をはぎます。内臓を取り除き、あとは調理するだけです。小雨振る中、軽やかに弾む脚で自転車をこぎ、デーンさんは近所のピトゥのところに急いで行きました。その後宴会が開かれたのでしょうか。男たちにとっての楽しい雨季は始まったばかりです。
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# by JLMM-NET | 2007-05-26 10:27 | タイ

地球温暖化の影響が赤ラフ族の村にも!「命がけの消火作業」

 乾季は11月から4月まであり、この間ほとんど雨は降らず晴天が続きますが、特に北部地方(加えて、ビルマやラオスなどの近隣諸国も)では、煙害が深刻化していました。これは野焼き、山火事が原因(エルニーニョ現象により更に悪化)で、タイ政府は今年に入り緊急事態宣言を出しました。この煙害で呼吸器系の疾患が増加し、旅客機運行にも支障が出ていました。また、4月のソンクラン(水掛祭り)も観光客が例年に比べ激減したそうです。実際に山間部の道を車で走れば、煙で視界が悪くなり、今年の煙害の深刻さを物語っていました。

 ラフ族の村に滞在していたときのこと。昼食時に今までに聞いたことのない音が私や村人の耳に入ってきました。バチバチとかなり大きな音が鳴り響いてきたので、私たちは外に行って見てみると、山の方から黒煙が上がっているではありませんか!急いで食事を終え、村人は屋根や家全体に水を掛け始めました。火の粉が飛べば瞬く間に家は燃えてしまい、隣家にも引火するからです。その作業の間にも段々火がこちらの村の方向にやって来るのが見えます。本当にその時はこの村の多くが火事になるのではないかと皆、心配していました。

 ところが、目を凝らして炎の近くを見てみると、人が鎮火作業をするためにバナナの葉っぱで炎と闘っているではありませんか。それは村の男性たちだったのです。私は命がけでその炎を鎮火させようとするその姿を目の当たりにして、山に生きる人々の生き様を見せ付けられた思いがしました。炎は男性たちのお陰でどうにか鎮火しました。

 今回の災害は決して人事では済まされない思いがしました。地球の温暖化によって至る所で災害が多くなっていることは否定できません。タイでは洪水と山火事の被害がこれから益々深刻化することが懸念されます。
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洗面器で一生懸命水を掛けます。
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写真では分かりにくいですが、この炎が近づいてきて村が襲われるかのようでした。
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心配そうに見守る村人たち
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# by JLMM-NET | 2007-05-22 16:44 | タイ

タイのソンクラン(水掛祭り)レポート1 「問答無用!」

ソンクランはタイ正月の名称です。水掛祭りとして国内外で有名ですが、本来は仏教の重要なお祝い日で、高齢者を通して罪の清めを行ってもらい、霊的に新しく生まれ変わることを人々は願います。ですので「サワッディ・ピーマイ(新年おめでとう!)」と声を掛け合い、新しく迎えたこの1年が幸福であるようにお互い祈り求め合います。

ソンクラン休日の数週間前からお店には水鉄砲が本格的に並び始め、1週間前になれば、タイ人の心はソンクランで一杯です。話の内容も「今年のソンクランはどこで過ごすか」、「どこそこのソンクラン祭りは面白い」などといった内容になります。

今年も4月13日から16日ソンクランの祝日がありました。今年で3度目のソンクランを過ごす場所として選んだのは、チェンマイ市内から4時間離れた小さな村です。友人の出身地であるこの村は伝統織物が全国的にも有名な場所で、古き良きタイ北部の文化と歴史が今も生き根付いている美しい場所です。

ソンクラン期間中に水をかけられたくないのであれば、食糧を確保して家に閉じこもる以外、方法はありません。外に出ていながら「水をかけられたくない」という理由で「掛けないでほしい」と頼んでも(実は私は真剣に頼んだことがありますが、もちろん、聞き入れられませんでした)ソンクラン期間中は通用しません。どこにでも子どもや若者たちが今か今かと通行者を待ちます。掛けられる水はバケツ一杯の量ですから、全身ビチョビチョの水浸しとなります。路地でも幹線道路でも「水がある所に人あり」、「人がいるところに水あり」!です*。

ソンクランの時期は思いっきり濡れて楽しむのがタイ流。ただし、仏教僧と仏像には遊び感覚で水をかけることが許されていませんので、ご注意を!

*残念なことに今年もソンクラン期間中に360名近くの方が飲酒運転事故等で命を落としました。ご冥福をお祈りいたします。
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高齢者のお家に訪問してロッナム・ダムフワの儀式です。
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消防車が人々に水を掛けるために出動します!
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仏像を運びながら村をパレードです。
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皆が仏像に水を掛けて、罪の清めを願います。
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ザバッと掛けられ、びしょ濡れです。
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大通りを避けても路地には子供達が待機!
カメラを狙わない条件で、子供達に思う存分掛けさせました。
終わった後の達成感にあふれた子供達のこの表情!
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# by JLMM-NET | 2007-05-18 23:03 | タイ